マニフェストに期待し、政権交代に将来の希望を抱いていた幻想が終ったといいたいのだが案外しぶとい民主党。小沢さんがこれ以上引き際を間違えなければ案外復活するかもしれない。理由はツートップ以外の閣僚や主要ポストは堅実に仕事をしている様子が伺え、しかも対峙する自民党が不甲斐ないからだ。これが一番不幸なこと。
最近思うのだが「コンクリートから人へ」というコピーは少々品がない。「コンクリートから人へ」一見うなずきやすいコピーですが、いったい何を「コンクリートから人へ」移譲するのかと言うとマニフェストをみれば一目瞭然ですね。
・子供手当て
・高速道路無料化
・農業戸別所得補償
お金(税金)を直接分配したり間接的に軽減させたりと手渡し型のバラマキであり、その予算を確保するために色々な事業を切り捨て国債を発行しているという始末の悪さ。ここでいう始末の悪さとは、直接手渡すことによって生活の基盤となっている職場(企業)が中抜きにされているということ。企業を中継せずにお金をばら撒いたのでは生活基盤の安定ははかれず、そればかりか事業の切捨て(事業仕分等)により職を失う場合もあるだろう。
民主党は「コンクリート(企業)」を介して景気を調整していた機能をシフトしようとしているのである。では何にシフトするのか?「人(手渡しバラマキ)」にシフトそようとしているとしかいいようがな。失業率10%の時代に雇用対策と矛盾する公約を掲げる始末の悪さなのだ。
こんなことを書くと、今の時代に公共工事で景気を下支えするなど時代錯誤的で、公共事業を悪とした意見が飛び交うが、ならば対案を示さなければいけない。対案を示した上で徐々に時間をかけてシフトしていくべきである。
規制緩和という経済構造シフトをセーフティーネットを十分に整備することなく行った失敗例が、小泉改革という小泉不況だったのではないだろうか。
民主党は対案として「コンクリートから人へ」を掲げてきたのだろうが、今のところ現実的な対案となっていないようである。
政権交代で国民生活は後退。とならないようにいしてほしいものです。